課税所得が決まったら、超過累進税率を速算表で税額に変換します。2級では、速算表を使って所得税額を計算する問題が定番です。計算の手順を固めましょう。
課税所得が出たあと、税率をどう掛けるの?
区分ごとに分けるの大変そう…
そこで便利なのが所得税の速算表よ。
『課税所得×税率−控除額』の一発で税額が出るように作られているの。
区分ごとに刻む手間が省けるわ。
たとえば、課税所得金額が330万円超695万円以下なら『税率20%・控除額427,500円』です。
課税所得500万円なら、500万円×20%−427,500円=1,000,000円−427,500円=572,500円が所得税額です。
控除額を引くのは、どうしてなんですかぁ?
超過累進税率だからよ。
本当は195万円までは5%、その上は10%…と刻んで計算するの。
速算表の控除額は、その刻みの差をまとめて調整してくれる数字なの。
別の例でも計算してみたい!
課税所得700万円なら?
695万円超900万円以下なので『税率23%・控除額636,000円』を使います。
700万円×23%−636,000円=1,610,000円−636,000円=974,000円です。
課税所得を出すまでの流れも、もう一度確認したいですぅ。
総所得金額から所得控除を引いて課税所得を出す、そこに速算表を当てる、という順よ。
復興特別所得税(所得税額の2.1%)を別途加えることも押さえておいてね。
整理すると、所得税額=課税所得×税率−控除額(速算表)、超過累進税率の調整が控除額、最後に復興特別所得税を加算、です。
『課税所得×税率−控除額』で一発、500万なら572,500円…速算表さえあれば計算は怖くない!
確認クイズ
課税総所得金額が500万円である場合の所得税額(復興特別所得税は考慮しない)として正しいものはどれか。所得税の速算表では、課税所得330万円超695万円以下は『税率20%・控除額427,500円』とする。
- 500,000円
- 572,500円
- 1,000,000円
- 1,427,500円
こたえを見る
正解: 2. 572,500円
正解は2。速算表より、所得税額=課税総所得金額500万円×20%−427,500円=1,000,000円−427,500円=572,500円。超過累進税率を区分ごとに刻む代わりに、速算表の控除額を差し引くことで一度に計算できる。