所得税は個人の1年間の所得にかかる国税です。まずは『10種類の所得→総所得→所得控除→税額計算→税額控除』という全体の流れをつかむことが、タックス分野の土台になります。
所得税って、給料からいきなり税率を掛けるわけじゃないんだよね?
そう、段階を踏むのよ。
まず収入を10種類の所得に分けて計算し、それらを合算して総所得金額を出すの。
次に、そこから所得控除を差し引いて課税所得金額を求めます。
課税所得に税率を掛けて税額を出し、最後に税額控除を差し引くという流れです。
税率って、みんな同じなんですかぁ?
いいえ、超過累進税率なの。
課税所得が多いほど高い税率が適用される仕組みで、5%から45%まで段階的に上がるのよ。
所得税以外にも、給料から引かれてる税金があるよね?
個人住民税です。
前年の所得に対して課され、所得割(原則10%)と均等割で構成されます。
所得税が現年課税なのに対し、住民税は前年課税である点が特徴です。
所得税って、どうやって納めるんですかぁ?
会社員は給与から天引きされる源泉徴収と、年末の年末調整で完結することが多いわ。
自営業者などは自分で確定申告して納めるの。
所得税は、その年の1月1日から12月31日までの所得に対して課される暦年単位の税金です。
この基本の流れを頭に入れておくと、各論点の位置づけが見えます。
10種類の所得→総所得→所得控除→税額→税額控除、超過累進で5〜45%…流れをつかんだ!
確認クイズ
所得税の仕組みに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 所得税は、課税所得金額の大小にかかわらず一律の税率が適用される比例税率である
- 所得税の税額は、総所得金額に直接税率を乗じて計算する
- 所得税は、その年の1月1日から12月31日までの1年間の所得に対して課される
- 個人住民税は、その年(現年)の所得に対して課税される
こたえを見る
正解: 3. 所得税は、その年の1月1日から12月31日までの1年間の所得に対して課される
正解は3。所得税は1月1日から12月31日までの1年間(暦年)の所得に課される。1は誤り(所得税は超過累進税率)。2は誤り(総所得から所得控除を引いた課税所得に税率を掛ける)。4は誤り(個人住民税は前年の所得に課税される)。