2級では法人顧客も想定します。企業がどう資金を調達し、財務の健全性をどう読むか。決算書の代表的な指標を計算できることが、法人向けFPの第一歩です。
会社ってどうやってお金を集めるの?
借りるだけ?
大きく分けて2つよ。
返す義務のあるデットファイナンス(借入れ・社債など)と、返済不要のエクイティファイナンス(株式発行など)ね。
借入れには、証書貸付・手形貸付・当座貸越などがあります。
信用保証協会の保証を付ける信用保証付融資や、売掛債権を活用する資金調達もあります。
会社の健康状態って、どこを見ればわかるんですかぁ?
決算書の指標で読むのよ。
まず短期の支払能力を見る流動比率。
流動資産÷流動負債×100で、一般に高いほど安全とされるわ。
より厳しく見るのが当座比率です。
当座資産(現金預金・売掛金など)÷流動負債×100で、在庫を除いて短期の支払能力を測ります。
会社全体の安全度を見る指標もあるの?
自己資本比率ね。
自己資本÷総資本×100で、返済不要の自己資金がどれだけあるかを示すの。
高いほど財務は安定しているわ。
収益性の指標では、ROE(自己資本利益率=当期純利益÷自己資本)や、総資本に対する利益率のROAが代表的です。
実際に計算してみたいですぅ。
流動資産300、流動負債200なら?
流動比率は300÷200×100=150%ね。
100%を超えていれば、ひとまず短期の支払いには耐えられる目安になるわ。
流動比率・当座比率・自己資本比率・ROE…計算式をセットで覚えればいいのね!
確認クイズ
企業の財務指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。流動資産が3,000万円、当座資産が2,000万円、流動負債が2,000万円、自己資本が4,000万円、総資本が1億円とする。
- 流動比率は100%である
- 当座比率は150%である
- 当座比率は100%である
- 自己資本比率は60%である
こたえを見る
正解: 3. 当座比率は100%である
正解は3。当座比率=当座資産2,000万円÷流動負債2,000万円×100=100%。1は誤り(流動比率=3,000÷2,000×100=150%)。2は誤り(当座比率は100%)。4は誤り(自己資本比率=4,000÷10,000×100=40%)。