6つの係数を使った資金計算

混同しやすい6つの係数を場面で使い分け、係数表を用いた金額計算まで実践します。

将来のお金を『いくらになる?』『毎年いくら必要?』と計算するとき、FPは6つの係数を使い分けます。2級では、与えられた係数表から正しい係数を選び、実際に掛け算して金額を出す力が問われます。

高梨 ひまり(あせる) 高梨 ひまり

この6つの係数、名前が似すぎて毎回どれ使うか迷う〜!

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

みんなそこで詰まるのよ。
コツは『何を求めたいか』で選ぶこと。
まず土台のキャッシュフロー表から。
将来価値は変動率を使って、n年後=現在額×(1+変動率)のn乗で出すの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

6つの係数はペアで整理できます。
『今のお金→将来の元利合計』が終価係数、逆に『将来の目標額→今必要な元本』が現価係数。
この2つは対です。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

積み立てのやつはどれなんですかぁ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

『毎年積み立てたら将来いくら貯まる?』が年金終価係数、逆に『目標額を貯めるには毎年いくら積み立てる?』が減債基金係数よ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

残り2つは取り崩し系。
『手元資金を毎年いくら受け取れる?』が資本回収係数、『毎年一定額を受け取るには今いくら必要?』が年金現価係数です。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

じゃあ実際に計算してみたい!
例えば?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

いいわね。
『500万円を年3%で10年運用すると?』なら終価係数を使うわ。
仮に10年3%の終価係数が1.344なら、500万円×1.344=672万円ね。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

『毎年60万円を10年間受け取りたい。
年3%運用で今いくら必要?』なら年金現価係数です。
係数が8.530なら、60万円×8.530=511.8万円が必要元本になります。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

ローンの返済額を求めるのはどの係数でしたっけ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

それは資本回収係数よ。
借入額(一括)を毎年の返済額(定額)に変換するから。
『一括→毎年』は資本回収、『毎年→一括の元手』は年金現価、とペアで覚えましょう。

高梨 ひまり(笑い) 高梨 ひまり

『一括か毎年か』『今か将来か』で見分ければいいのね。
丸暗記じゃなくて助かる!

確認クイズ

「毎年一定額を20年間積み立てて、20年後に1,000万円を用意したい。年利2%で運用する場合の毎年の積立額」を求めるときに使う係数はどれか。

  1. 年金終価係数
  2. 減債基金係数
  3. 資本回収係数
  4. 現価係数
こたえを見る

正解: 2. 減債基金係数

正解は2の減債基金係数。将来の目標額(1,000万円)から、それを貯めるために毎年積み立てるべき額を求めるのが減債基金係数。年金終価係数は毎年の積立の合計額を、資本回収係数は手元の一括額から毎年の受取(返済)額を、現価係数は将来額から今必要な一括額を求めるもので用途が異なる。

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