外貨建て商品では、為替レートの読み方と為替リスクへの備えが重要です。2級では、TTS・TTB・TTMの関係や、為替予約、金への投資の特徴が問われます。
外貨に換えるレートって、TTSとTTBのほかにTTMっていうのもあるんだよね?
あるわ。TTM(仲値)が基準になるレートで、そこに為替手数料を上乗せしたのがTTS(円→外貨)、差し引いたのがTTB(外貨→円)よ。
たとえばTTMが1ドル150円で為替手数料が1円なら、TTSは151円、TTBは149円です。
顧客が外貨を買うときは高いTTS、売るときは安いTTBが適用されます。
将来の為替をあらかじめ決めておくことは、できないんですかぁ?
できるわ。為替予約よ。
将来のある時点で、あらかじめ決めたレートで外貨を売買する予約をしておくの。
これで為替の変動リスクを避けられるわ(為替ヘッジ)。
為替予約をつけた外貨預金の差益は、税金の扱いが変わるんだっけ?
はい。
予約なしの外貨預金の為替差益は雑所得(総合課税)ですが、預入時に満期の為替予約を付けた場合の為替差益は、利息とあわせて源泉分離課税の対象となります。
『金(ゴールド)』への投資も金融商品なんですかぁ?
金投資ね。
金は利息や配当を生まないけれど、実物資産としてインフレに強いとされ、有事に買われやすいの。
国内価格は国際価格(ドル建て)と為替の影響を受けるわ。
毎月一定額を積み立てる純金積立などもあります。
個人が金地金を売却した利益は、原則として譲渡所得(総合課税)として扱われます。
TTM中心にTTS高い・TTB安い、為替予約でヘッジ、金はインフレに強い実物資産…外貨と金を押さえた!
確認クイズ
為替および金投資に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 顧客が円を外貨に換える(外貨を購入する)ときに適用される為替レートは、TTB(対顧客電信買相場)である
- TTM(仲値)が1ドル150円、為替手数料が1円の場合、TTS(対顧客電信売相場)は1ドル149円である
- 為替予約を利用すると、将来の売買為替レートをあらかじめ確定させ、為替変動リスクを回避することができる
- 金(ゴールド)は、保有しているだけで定期的に利息や配当が得られる金融商品である
こたえを見る
正解: 3. 為替予約を利用すると、将来の売買為替レートをあらかじめ確定させ、為替変動リスクを回避することができる
正解は3。為替予約は将来の売買レートを事前に確定させ、為替変動リスクを回避できる(為替ヘッジ)。1は誤り(円→外貨の購入時はTTSが適用される)。2は誤り(TTS=TTM+手数料=151円)。4は誤り(金は利息や配当を生まない実物資産)。