債券価格が金利でどれだけ動くかを測る指標がデュレーションです。2級では、デュレーションの意味と、残存期間・表面利率との関係、金利変動リスクの考え方が問われます。
同じ金利変動でも、債券によって価格の動き方が違うって聞いたよ?
そうなの。
その感応度を測るのがデュレーションよ。
金利が1%動いたとき、債券価格がおよそ何%動くかの目安になるの。
デュレーションには2つの意味があります。
1つは投資資金の平均回収期間、もう1つは金利変動に対する価格変動の大きさです。
デュレーションが長いほど、金利変動による価格変動が大きくなります。
どんな債券だと、デュレーションが長くなるんですかぁ?
他の条件が同じなら、残存期間が長い債券ほどデュレーションは長くなるわ。
満期までが遠いほど、金利変動の影響を長く受けるからよ。
表面利率(クーポン)は関係あるの?
あります。
他の条件が同じなら、表面利率が低い債券ほどデュレーションは長くなります。
利息の受取りが少ない分、投資資金の回収が遅くなるためです。
利付債より割引債のほうがデュレーションは長くなります。
デュレーションが長い債券は、金利が上がったときどうなるんですかぁ?
価格の下落幅が大きくなるの。
市場金利の上昇→債券価格の下落という関係のうえに、デュレーションが長いほど下落幅が大きい、と重ねて理解するのよ。
これが金利変動リスク(価格変動リスク)ね。
整理すると、デュレーションは金利感応度の指標で、残存期間が長いほど・表面利率が低いほど長くなり、長いほど金利変動リスクが大きい、です。
残存期間が長いほど・クーポンが低いほどデュレーション長い、長いほど価格が大きく動く…リスクの大小がわかった!
確認クイズ
債券のデュレーションと金利変動リスクに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 他の条件が同じであれば、残存期間が長い債券ほどデュレーションは短くなる
- 他の条件が同じであれば、表面利率(クーポンレート)が高い債券ほどデュレーションは長くなる
- デュレーションが長い債券ほど、金利変動に対する債券価格の変動幅は大きくなる
- デュレーションは、債券の信用リスク(格付け)の高さを表す指標である
こたえを見る
正解: 3. デュレーションが長い債券ほど、金利変動に対する債券価格の変動幅は大きくなる
正解は3。デュレーションが長い債券ほど、金利変動に対する価格の変動幅は大きくなる。1は誤り(残存期間が長いほどデュレーションは長くなる)。2は誤り(表面利率が低いほどデュレーションは長くなる)。4は誤り(デュレーションは金利感応度の指標であり、信用リスクを表すものではない)。