金融商品を理解するには、まず経済全体の動きを読む力が必要です。景気を測る代表的な指標と、その発表元・意味を押さえましょう。
ニュースでよく聞く『GDP』って結局なんなの?
GDP(国内総生産)は、一定期間に国内で生み出された財・サービスの付加価値の合計よ。
景気の代表指標で、内閣府が発表するの。
企業の景況感を測るのが日銀短観です。
日本銀行が四半期ごとに企業へ調査し、『業況判断DI』(良いと答えた割合−悪いと答えた割合)が注目されます。
物価の動きを見る指標もあるんですかぁ?
消費者物価指数(CPI)ね。
総務省が発表する、消費者が買うモノやサービスの価格変動を示す指標よ。
インフレの度合いを測るのに使うわ。
景気が良いか悪いかを、まとめて示す指標はないの?
景気動向指数があります。
内閣府が発表し、景気に先行して動く先行指数、一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3つで構成されます。
世の中に出回っているお金の量を示すものもありますよねぇ?
マネーストックよ。
個人・企業・地方公共団体などが保有する通貨の総量で、日本銀行が集計するの。
指標は『何を測るか』と『発表元』をセットで覚えると混同しません。
GDPと景気動向指数は内閣府、日銀短観とマネーストックは日本銀行、CPIは総務省です。
GDP=内閣府、日銀短観=日銀、CPI=総務省…発表元とセットで整理すればいいのね!
確認クイズ
経済指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 国内総生産(GDP)は、日本銀行が四半期ごとに公表する企業の景況感を示す指標である
- 日銀短観の業況判断DIは、景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いて算出される
- 消費者物価指数(CPI)は、内閣府が公表する景気の総合指標である
- 景気動向指数は、先行指数と一致指数の2つの指数から構成される
こたえを見る
正解: 2. 日銀短観の業況判断DIは、景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いて算出される
正解は2。業況判断DIは『良い』と回答した割合から『悪い』と回答した割合を差し引いて算出する。1は誤り(GDPは内閣府が公表、日銀短観の説明と混同)。3は誤り(CPIは総務省が公表)。4は誤り(景気動向指数は先行・一致・遅行の3指数から構成)。