先物やオプションなどのデリバティブ(金融派生商品)は、リスクヘッジや投機に使われます。2級では、基本的な仕組みと用語を押さえておきましょう。
デリバティブって、なんだか難しそう…
言葉ほど怖くないわ。デリバティブは、株式や債券などの原資産から派生した取引の総称よ。
将来の価格変動リスクに備える『保険』のように使えるの。
代表格が先物取引です。
将来の一定期日に、あらかじめ決めた価格で売買する約束をします。
価格下落に備えて売っておく、といったヘッジに使えます。
オプションっていうのは何が違うんですかぁ?
オプション取引は『買う権利・売る権利』を売買するの。
買う権利がコール・オプション、売る権利がプット・オプションよ。
権利を『買う』って、どういうこと?
オプションの買い手は、プレミアム(オプション料)を払って権利を得ます。
有利なら権利を行使し、不利なら権利を放棄できます。
損失はプレミアムに限定され、利益は大きくなりうるのが特徴です。
売り手のほうはどうなるんですかぁ?
売り手はプレミアムを受け取るけれど、買い手が権利を行使すれば応じる義務があるの。
利益はプレミアムに限定され、損失は大きくなりうる、買い手と逆の関係ね。
一般に、他の条件が同じなら、満期までの期間が長いほどオプションのプレミアムは高くなります。
時間的価値が大きいためです。
先物は売買の約束、オプションは権利の売買、買い手の損失はプレミアムまで…イメージがつかめてきた!
確認クイズ
オプション取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- コール・オプションは、原資産を将来の一定期日に売る権利である
- オプションの買い手の損失は、支払ったプレミアム(オプション料)に限定される
- オプションの売り手は、権利を行使するかどうかを自由に選択できる
- 他の条件が同じであれば、満期までの残存期間が短いほどオプションのプレミアムは高くなる
こたえを見る
正解: 2. オプションの買い手の損失は、支払ったプレミアム(オプション料)に限定される
正解は2。オプションの買い手は、有利なときだけ権利を行使し、不利なら放棄できるため、損失は支払ったプレミアムに限定される。1は誤り(コールは買う権利、売る権利はプット)。3は誤り(権利行使を選べるのは買い手で、売り手には応じる義務がある)。4は誤り(残存期間が長いほどプレミアムは高くなる傾向)。